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東京大神宮十七日寄席

『東京大神宮十七日寄席』の公式ブログです。ご案内と記録。ご予約もできます。現在試験運用中。

【第125回】「入船亭扇蔵ひとり会」  フォトギャラリー

 7月の十七日寄席は入船亭扇蔵師匠の会でした。

 この日は前日に梅雨が明け、 酷暑ではありましたが絵に描いたような夏空でした。
 せっかく冷房で部屋を涼しくしてお客様をお迎えしたものの、途中で窓を開け換気をしなければならないのは心苦しいところでしたが、皆様にご理解、ご協力いただき感謝、感謝です。

 一席目は「片棒」。祭囃子が夏を感じさせます。

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 高座を降りずに続けての二席目は、ネタ出し演目の「藁人形」です。大師匠・入船亭扇橋もよく演じていたというこの噺。お化けや幽霊が出てくる怪談とはちょっと異なりますが、なかなか怖い一席です。騙す女の、柔らかくも軽く残酷な様が際立ちました。

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 中入りでも再度窓を開けて換気。ご面倒をおかけします。

 後半の一席は「崇徳院」。「瀨をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末に 逢はんとぞおもふ」でお馴染みの一席。扇蔵師匠が口演する若旦那の恋煩いは真に迫ります。

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 この日もソーシャルディスタンスを心がけた配席ながら、ご来場の皆様にお楽しみいただきました。

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 当日の演目はこちら

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 扇蔵師匠直筆のネタ帖です。

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 以下はアンケートのご紹介です。

 ●片棒 三男はショートバージョンでしたか?“一人っつ”懐かしいコトバ良し
  藁人形 良かった!やっぱり実演は聞き応えあり。昭和の名人のテープより良かったですよ
  崇徳院 これも良ござんした。実演は本当に良いですね~ (本庄市・アリマコリマ様)
 <生の高座をご堪能いただけたようで何よりです。またのご来場をお待ちしております。>

 ●藁人形はとても残忍な噺になるのかなと思っていたら、人も死なずに聴いていて怖くならなくて良いと思いました。(新宿区・平林様)
 <ネタ出し演目を味わっていただけて良かったです。>

 ●めずらしい話が聞けよかった(田邉様)
 <また次の会も別の演目でお待ちしておりますので宜しくお願いいたします。>

 ご協力いただきありがとうございます。


 
  1. 2021/08/10(火) 12:26:14|
  2. 十七日寄席記録
  3. | コメント:0

9月17日は「鯉朝・遊馬二人会 おっさんのラブ噺」

9月17日(金)は、瀧川鯉朝師匠の会です。

瀧川鯉朝

 9月は瀧川鯉朝師匠の会です。縁結びにゆかりのある東京大神宮にちなんで、毎回“恋愛”をテーマにした落語で楽しませてくれる鯉朝師匠ですが、今年は三遊亭遊馬師匠をゲストに迎えます。自作の新作が楽しい鯉朝師匠と、骨太で明るい古典落語が人気の遊馬師匠をたっぷりお楽しみください。

 ■第127回 東京大神宮十七日寄席 ~鯉朝・遊馬二人会 おっさんのラブ噺~
  令和3年9月17日(金) 開場:午後6時30分 開演:午後7時
  2,000円 ※要予約

 〇出演   瀧川鯉朝「師匠と恋人(新作)」他一席
         三遊亭遊馬「井戸の茶碗」他一席
         瀧川はち水鯉(前座)
 〇トーク  「落語家の恋愛事情」

 ※新型コロナ感染防止対策のため、消毒、検温、換気等にご協力をお願いいたします。
 ※ソーシャルディスタンスを保った座席配置を予定しています



 ■瀧川鯉朝プロフィール
 平成4年8月、春風亭柳昇に入門して「柳吾」
 平成4年9月、浅草演芸ホールで初高座、演題「狸札」
 平成8年9月、二ツ目に昇進して「昇輔」
 平成15年6月、柳昇死去のため、鯉昇門下に移籍
 平成18年5月、真打昇進して「瀧川 鯉朝」と改名

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  1. 2021/08/05(木) 10:26:51|
  2. 未分類
  3. | コメント:4

8月の『第11回 春陽・馬治二人会』中止になりました

令和3年8月17日に開催を予定していた『第126回 東京大神宮十七日寄席 ~第11回 春陽・馬治二人会~』は、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、中止とさせていただきます。
  1. 2021/08/04(水) 10:11:57|
  2. お知らせ
  3. | コメント:0

【第124回】「こんにちは貞友です!(4)」  フォトギャラリー

 5月は休みとなった十七日寄席、二ヶ月ぶりの開催です。
 梅雨の最中、午前は大雨に見舞われたものの、午後はさわやかな梅雨の晴れ間となりました。

 開演前には貞友先生によるオープニングトーク。旅先での出来事を面白おかしく話して会場を沸かせます。

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 一席目は素読みの「アマビエ伝説」。疫病退散でお馴染みのアマビエの由来を爽やかにわかりやすく語ってくださいました。

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 続けての二席目「雪ん子十二郎」は、さねとうあきら原作、一龍斎貞友脚色。かわいい雪ん子が巻き起こした騒動に、母親の雪女が厳しくも優しく寄り添います。

 仲入りをはさんで後半も、高座前のサービストークから。講談は名作「名医と名優」。三代目中村歌右衛門と医師・半井源太郎の絆の物語です。大阪出身の貞友先生ならではの、歌右衛門のほのかな上方言葉が上品で優しく印象的でした。

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 今回のネタ帖はこちら
 
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 以下は当日のアンケートです。

 ●楽しい時間をありがとうございました!「雪ん子十二郎」のお話では、登場人物の様子(外見までも)が貞友さんの声色ひとつでありありと浮かび、とても感激、感動しました。、雪ん子十二郎が一生懸命でかわいい‼(渋谷区・のりんこ様)
 <人物の描き分けは貞友先生ならではですよね。またいらしてください。>

 ●3席目のお話がとても引き込まれました。at home な寄席で楽しかったです。ありがとうございました。(戸田市・黒澤様)
 <迫真の「名医と名優」でしたね。ソーシャルディスタンスを保ちつつ、身近でお楽しみいただけて良かったです。>

 ●初めての寄席体験で少し緊張していたのですが、とても楽しませていただきました!気負わずに楽しめるものなんだなあということを知れてよかったです。また参加したいです!ありがとうございました絵文字(墨田区・片岡様)
 <演芸との素敵な出会いに携わることが出来、冥利に尽きます。>

 ●雪ん子のお話がとてもかわいくて、絵本を読んでもらっているような気がしました。「名医と名優」のお話は、ハラハラして間に合ってよかったとほっとしました。(千代田区・山口様)
 <それぞれの演目をお楽しみいただけたようで良かったです。>

 ●すごく久しぶりに貞友さんの講談の会に来ることができました。テンポの良い工場!おもしろい表現!参加出来てよかったです。「名医と名優」がずっと聴きたかったので嬉しいです。ありがとうございます。(北区・佐藤様)
 <貞友先生の魅力を存分にご堪能いただけたようで何よりです。>

 ●圧巻の一言でした。口上から講談まで、怒涛のごとく時が過ぎてしまっておりました。素晴らしい高座を有難うございました。(豊島区・三矢城様)
 <楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものですよね。是非またお越しください。>

 ●アマビエ、すごく良かったです。雪ん子の話もかわいかった~‼ 目医者さんのお話も迫力でした。みえちゃんすごいね~‼楽しかったです。(えりりょん様)
 <貞友先生は以前「鈴木みえ(三枝)」の名で声優活動をされていましたね。>

 ●「アマビエ」面白かったです。びっくりです。あのアマビエがこんな風に… 3席全て、そして大満足でした。ありがとうございました。(杉並区・浜田山の吉永小百合様)
 <「アマビエ伝説」は短いながらも惹きつけられるの一席でした。>

 ●初めて先生のお話を聴きました。機会がありましたらこれからも聴きに伺いたいと思います。(港区・橋井様)
 <ありがとうごございます。またのご来場をお待ちしております。>

 この他にもお声を寄せていただいています。

 ●とても面白かったです。(川崎市・水野様)
 ●講談を堪能しました。(坂戸市・神崎様)
 ●笑い声だけでもとても元気をいただきました。ありがとうございます(匿名様)

 たくさんのご回答をいただきありがとうございます。心よりお礼を申し上げます。
  1. 2021/07/19(月) 11:07:41|
  2. 十七日寄席記録
  3. | コメント:0

7月17日は「入船亭扇蔵ひとり会」

 7月は入船亭扇蔵師匠のひとり会です。

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 今回演じる「藁人形」は、人間の欲の深さを描いた怖~い一席です。幽霊やお化けが出てくる怪談とはひと味違う噺を、扇蔵師匠の話芸でたっぷりご堪能ください。まずは笑って、そして聞き入っていただきたいと思います。感染防止対策を整えてお待ちしております。

 ■第125回 東京大神宮十七日寄席 ~入船亭扇蔵ひとり会 ~
  令和3年7月17日(土) 開場:午後2時30分 開演:午後3時 ※いつもと時間が異なります。
  予約2,000円(完全予約制・当日券なし)

 ※新型コロナ感染防止対策のため、消毒、検温、換気等にご協力をお願いいたします。
 ※通常の半分の席数とさせていただいております

 ■入船亭扇蔵プロフィール
1971(昭和46)年  埼玉県北埼玉郡騎西町(現・加須市)生まれ
1994(平成6)年  東洋大学文学部国文学科卒業(中・高国語教員免許取得)
1999(平成11)年  入船亭扇遊に入門。前座名「ゆう一」
2003(平成15)年  二ツ目昇進 「遊一」と改名
2015(平成27)年  真打昇進「四代目・扇蔵」を襲名

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  1. 2021/07/07(水) 21:16:28|
  2. 今後の予定&予約
  3. | コメント:1

6月17日は「こんにちは、貞友です(4)」

 定員に達しましたので、予約は締め切りました。ありがとうございます。なお、当日券はありません。

 6月17日(木)は、講談の一龍斎貞友さんの会です

 190117貞友1【写真 相澤伸也】(1)
 写真:相澤伸也

ご予約は締め切りました。ありがとうございました。

 6月の出演は講談の一龍斎貞友さんです。講談をはじめ声優やナレーションでも大活躍の貞友さんの高座は、毎回様々な魅力で楽しませてくださいます。4回目となる6月、何が飛び出すかは当日のお楽しみ。今回もソーシャルディスタンスを考慮した配席や換気、消毒など、安心してご鑑賞いただけるように対策を講じてお待ちしております。

 ■第124回 東京大神宮十七日寄席 ~ こんにちは、貞友です(4) ~
  令和3年6月17日(木) 開場:午後6時00分 開演:午後6時30分 ※いつもと時間が異なります。
  予約2,000円(完全予約制・当日券なし)

 ※新型コロナ感染防止対策のため、消毒、検温、換気等にご協力をお願いいたします。
※通常の半分の席数とさせていただいております

 ■一龍斎貞友プロフィール
 1992年12月、一龍斎貞水に入門して「貞友」
 1993年5月、前座として初舞台
 1996年3月、二ツ目
 2004年9月、真打昇進

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  1. 2021/05/20(木) 12:32:09|
  2. 今後の予定&予約

【第123回】「第74回 桂やまと独演会」  フォトギャラリー

 四月の十七日寄席は「桂やまと独演会」でした。
 あいにくの雨模様で窓開けが覚束ない中、空調や換気扇などで換気に努めながらの開演です。 
 一席目の「粗忽長屋」ではそそっかしい江戸っ子二人が思い込みで大暴走。

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 続けての二席目は「禁酒番屋」。低音で美声のやまと師匠が演じる侍はいつもイケメンです。こちらもテンポよくさらりと笑わせてくれました。

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 中入りを挟んでの後半は、ネタ出し演目の「五百羅漢」でした。

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 昭和の名人六代目三遊亭圓生が演じたそうで、やまと師匠はその弟子の現三遊亭円窓師匠から教わったそうです。珍しい噺の掘り起こしなどにも精力的な円窓師ならではの貴重な噺を、夫婦の情愛たっぷりに演じ、やまと師匠の人柄も相まって味わい深い情感たっぷりの一席でした。

 今回のネタ帖はこちら

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 以下は当日お答えいただいたアンケートです。

 ●雨のため大神宮のライトアップが見られず、残念でした。師匠の噺はいつも元気いっぱい、パワー全開で元気づけられます。(ねこじゃらし様)
 <ライトアップをご覧いただけず残念です。次回は是非ご堪能ください。>

 ●縁起の良いこの佳き日に、やまと師匠の高座を愉しみに参りました。コロナ禍のうつうつとした気分が払拭出来、笑って爽快な気分です。有難うございました。(大竹様)
 <天気は雨でも気分は爽快!嬉しいお言葉、ありがとうございます。>

 ●寄席を観るきっかけとなったやまと師匠の寄席は、その場に居合わせているようにひきつけられます。(内島様)
 <次回はまた違う噺でお待ちしております。>
 
 ●笑ってしばらく世の中の状況を忘れました(H.M.様)
 <特別なひと時を味わっていただけて良かったです。>

 ●時節にあったお酒の話で(なんだか昔も大変だったなあと感じ)笑うばかりです。※換気も気をつけていただきありがとうございました。(KEN様)
 <確かに、今の時代に通じるものがありますね。お心遣いのお言葉、ありがとうございます。>

 ●毎回楽しみにしています。今回は生憎と“マン防”のせいで、お開きの後に一献傾けられませんでしたが、やまと師の噺(禁酒番屋)をサカナに、今夜は自宅で飲むことにします。(中央大学学員体育会様)
 <皆で楽しいお酒が飲める日は早く戻ってくることを祈るばかりです。>

 以上、ご協力ありがとうございます。
  1. 2021/05/20(木) 12:05:50|
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