6月の十七日寄席は瀧川鯉朝師匠の独演会「鯉朝のドラマティック・レイン」をお送りしました。梅雨のこの時期を意識したタイトルだったようですが、当日は雨の気配のない安定した天気でした。でも!突然、雨が降ったんです!この会場に!続きは本文で。
開口一番は鯉朝師匠のお弟子さんで、前座のあまぐ鯉さんによる「やかん」。名称の由来(語尾の変化)で方言が混じえて、いつものやかんとは一味違う面白さがありました。

つづいて鯉朝師匠が「金明竹」と「狸の簪」を二席続けて口演。マクラでは裏話を限界まで聞かせたり、会場の室温が快適かどうかをお客様に直接確認したりと、お客様第一主義精神を見せていただきました。

お仲入りのあとは、古典落語の「子は鎹」。ここで雨が降ったんです!雨の音を流すことで一気にドラマティックに!サブタイトルの意味が解りました。

こちらが、あまぐ鯉さん直筆の根多帳です。「子は鎹」が大きいですね。笑。

最後に、アンケートよりお客様の声をご紹介します。
アンケートにご協力下さったみなさま、ありがとうございました。
●寄席、初めて来ました。落語も初体験でした。楽しかったです。ありがとうございました。一生懸命聴いて、喉がからからになりました。(松本様)
<人生初の落語体験に当寄席を選んでいただき、ありがとうございます!最後の落語で聞こえた雨の音は、鯉朝師匠オリジナルの演出です。これを機に、いろんな噺家さんの高座をご覧いただけたら幸いです。>
●昨年、ココでやった、どんぐ鯉さんはやめたんですね。新聞記事で助け舟を出していたのが懐かしいです。(正木様)
<昨年も本年もご来場下さり、誠にありがとうございます。どんぐ鯉さんのこと、私も覚えています。あまぐ鯉さんに期待しましょう!!>
●十七日が大神宮の縁日だということは、全く知りませんでした!!これから通いますね!!キャンドルナイトも素敵です!!(ちあき様)
<知っていただいただけでも有難いのに、通って下さるなんて感激です。キャンドルも是非ご覧いただきたいです。>
●楽しうございました。来年も来させて頂きます。(岩田様)
<嬉しいお言葉をありがとうございます!来年もお待ちしております。>
●狸の鳴き声が、とても本物の動物らしかったです(笑)。狸朝師匠!危ないマクラも、落語も、面白かったです。(島田様)
<狸朝師匠!とはうまいですね。他の動物の声も聴きたくなります。>
●「子は鎹」一人一人の複雑な想いが伝わってきて、心を揺さぶられるお噺でした。とても近い席でお聞きできて、本当にゼイタクな時間でした。ありがとうございました!(池田様)
<生の落語、しかも近距離で!より一層伝わってきたことと思います。またゼイタクな時間を過ごしにお越し下さいませ。>
●初めて生で聞かせてもらいました。本当に楽しく、良かったです。(南園様)
<生で聞く良さを実感していただけたようですね。楽しんでいただけて、良かったです!>
- 2016/06/21(火) 09:25:22|
- 十七日寄席記録
-
-
| コメント:0