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東京大神宮十七日寄席

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【第八十六回】立川吉幸の会フォトギャラリー

 3月の十七日寄席は立川吉幸さんでした。
 まずは当日のネタ帳がこちら。

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 吉幸さん、達筆です。

 今回のフォトギャラリーは、高座前のショットから。
 ちょっと見かけない紋だなと思い、吉幸さんに尋ねたところ、

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 それもそのはず、これは競輪のシンボルマークだそう。
 言われてみれば確かに!

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 吉幸さんは競輪に造詣が深く、新聞で連載を持つほど。
 そして羽織はこんな感じ。

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 先方からのリクエストもあって拵えたこの紋(?)、カタカナ入りなんてなかなかないでしょう。
 ちなみに特注で、お値段も特別だったそうです。

 伝統芸能、着物、というと固くなってしまいますが、こんな粋も噺家さんならではです。競輪紋(?)を着せたらきっと吉幸さんが世界一でしょう。

 そんないでたちでいざ、高座へ。
 紋の話にも触れて会場を沸かせると、落語の一席目は「平林」。

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 吉幸さんの美声と歯切れのいい口調が、リズミカルに噺をすすめていくのが心地よいです。

 続けてもう一席は「尻餅」。
 見栄っ張りな江戸っ子の、なんともばかばかしい夫婦の共同作業。
 この噺は餅を搗く動きと音も見せどころなので、ちょっと撮ってみました。

 まず杵を振りかぶり、

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 振り下し、

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 餅(?)をついてこねる。
 「ぺったん(こねこね、すりすり)」

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 亭主もおかみさんも頑張ります。
 なんともばかばかしいかぎりですが、吉幸さんの軽快な高座は、貧乏と不条理を笑いに変えてくれました。

 後半の一席は「ろくろっ首」。

180317_DSC_0036.jpg

 この噺は題のとおり、怪談ではありますが、大家さんに与太郎、婚礼や親孝行など、たくさんの要素が詰まった演目です。達者な吉幸さんが簡潔に運び、笑わせてくれました。

 以下は当日のアンケートです。

●この独演会を楽しみにしています。たっぷり楽しませて頂きました。ありがとうございました。(川島様)
<充実の会でしたね。またのご来場をお待ちしております。>

●大変に楽しかったです(今井様) 
<ありがとうございます。>

●とても楽しかったです。(佐藤様)
 <またいらしてくださいね。>

 ご協力ありがとうございました。
  1. 2018/04/15(日) 17:57:30|
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