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東京大神宮十七日寄席

『東京大神宮十七日寄席』の公式ブログです。ご案内と記録。ご予約もできます。現在試験運用中。

【第113回】「瀧川鯉朝『古典・新作の恋愛』」フォトギャラリー

 コロナウィルスの影響を鑑み、3月の会より開催を見合わせていた十七日寄席ですが
 4月に緊急事態宣言が発令、GW明けの延長を受け
 4月と5月も中止となりました。
 5月25日の緊急事態宣言解除を受け
 東京都もより具体的な指針を発表する中
 寄席をはじめ、各演芸会も徐々に再開し始めました。
 当会も、開催をめぐって熟慮の結果
 十分な対策を講じた上で開催の運びとなりました。

 では当日の様子をお伝えします。

 まず椅子は通常と異なり、余裕を持った配置としました。
 (座席間隔2メートル以上という基準が緩和されたため) 
 お客様がいらっしゃる前に全席にアルコール消毒を噴霧。

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 接客担当のスタッフはマスク、フェイスシールド、ゴム手袋を着用

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 入場前にはすべてのお客様に検温を実施しました。

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 開演前と仲入りには窓を開け、換気を行います。

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公演中は上部の窓のみ開放しました。
 
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 さあ、いよいよ開演です。その前に、鯉朝師匠による前説。

 そして一席目は昨年9月、二ツ目に昇進した春風亭昇輔さん。

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 昇輔は師匠が二ツ目時代に名乗っていたお名前です。
 この日の演目は「蛇含草」。夏にたらふく餅を食べる噺で
 この時期になるとよく演じられます。
 同じ大食いの噺「そば清」も有名です。
 
 昇輔さんは大きな動きと独自の演出で爆笑の高座でした。
 この先がとても楽しみです。 

 続いて鯉朝師匠の一席目「街角のあの娘~全長版」です。
 師匠自作の当作は師匠を代表する一席で
 長年にわたり演じられてきましたが
 この日はその“全長版”でした。
 上演時間もたっぷりでしたが
 濃厚な熱演は充実の時間でした
 (もちろん、ソーシャルディスタンスには十分配慮の上、です。w)
 
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 仲入り前は、もう当会おなじみとなりました、ねづっちさんです。
 落語芸術協会にも所属され寄席にも出演、ますますパワーアップの高座は爆笑必須
 「ねづっちです」のポーズも輝いて見えます。
 
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 仲入りを挟んでトリの一席は「幾代餅」。
 「傾城に真なしとは誰が言うた」
 江戸落語で純愛といえばこの噺ですね。

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 コロナ対策をした上での今回
 いつもと異なる環境にも関わらず
 出演者の皆さんの熱演と
 マスクをはじめ対策にご協力いただいたお客様のおかげで
 再開にふさわしい、充実の2時間でした。

 そんな記念すべき今回のネタ帳はこちら

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 以下は当日のアンケートです。

 ●新型コロナウィルス対策も行き届いていて安心できました。仲入り換気は開けられる窓全てもっと窓を多く開けた方が良いと思います。鯉朝師匠の傑作「街角のあの娘」をじっくり聴くことができ、久しぶりに大笑いしました。「幾代餅」も独自のクスグリが効いていて良かったです。昇輔さん、遅ればせながら二ツ目昇進おめでとうございます。「夜の街」お見事でした。(鶴ヶ島市・大久保様)
 <対策に対するお褒めの言葉、ご意見、ありがとうございます。熱気のこもったご感想、励みになります。>

 ●梅雨なのに天気が良くって、飯田橋の夜風の中で気持ち良く楽しく笑えました♪(中野区・伊能様)
 <対策の風通しが功を奏しました。>

 ●貴重な特別バージョンが聴けて得をした気分です。マニアックなネタの数々に「物を知っているって素晴らしい」と思いました。脳が喜んでいます。(足立区・杉原様)
 <濃厚で重厚な一席でしたね。圧巻でした。>

 ●3か月ぶりに落語を生で見ました! 笑うと心のものが痛みました。久しぶりだから!(町田市・橋本様)
 <徐々に徐々に、回復することを祈るばかりです。>

 ●「幾代餅」とても笑わせて、泣かせていただきました。昇輔さんも久しぶりに拝見させていただいてとても面白かったです。ありがとうございました。また来ます。(横浜市・因幡様)
 <うぶな清蔵がかわいかったですね。昇輔さん、将来有望です!>

 ●去年の動楽亭での江戸噺以来の鯉朝師匠。二ツ目昇進あまぐ鯉さん、もとい、昇輔さんおめでとうございます。米紫師匠の会以来です。大好きペコネタにハズレなし。鯉朝ワールド堪能できました。ありがとうございました。配信、「鯉朝の部屋」楽しみにしてます。(足立区・十鼓とおこ様)
 <上方に動画配信に、アクティブですね!次回も是非ご来場をお待ちしております。>

 ●コロナ禍で本当に久しぶりの寄席。流石に鯉朝師匠、やはり「落語って本当にいいもんですね」初めてのナマねづっちの「整いました」にも感激しました。(葛飾区・宮木様)
 <皆さんのその熱い気持ちが、出演者の皆さんの口演と合わさり、とてもよい会になったと思います。ありがとうございます。>

 ●幾代餅で大爆笑したの、初めてです。楽しかったです。(台東区・吉野様)
 <いつもありがとうございます。またのご来場をお待ちしています。>

 ●久し振りの鯉朝師匠の生熱演に感動致しました!やはりライブは最高ですね。又、聴きに来ます‼(千葉市・ひろさめじ様)
 <ありがとうございます。ライブの感動を再び味わいにいらしてください。>

 ●楽しい時間をありがとうございました。これからも鯉朝師匠と御一門のご活躍を楽しみに致しております。(山梨市・ももくら様)
 <遠いところお越しいただきありがとうございます。>

 ●鯉朝師匠のパワーを感じます。(鉾田市・小沼様)
 <こちらも遠路からのご来場、感謝いたします。>

 ●面白かったです。とても良かった。(葛飾区・森本様)
 <ありがとうございます。またのご来場をお待ちしております。>

 ●神社のすぐ横でオツですね。(取手市・保福様)
 <そうなんです、オツでしょう?w>

 ●初めての十七日寄席。場所もわかったので、次も楽しみにしています。久しぶりの落語、新作のペロちゃんもうなづける面もあり面白く聞けました。(匿名様)
 <一度覚えていただければいいところでしょう?師匠、ペロちゃん、かわいいですよねえ>

 以上、ご協力いただきありがとうございます。
 皆様の熱い気持ちが伝わる、思い出に残る会となりました。
  1. 2020/06/30(火) 10:44:48|
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8月17日は「第11回 春陽・馬治二人会」

令和2年7月17日)開催を予定していた『第115回 東京大神宮十七日寄席 ~第10回 春陽・馬治二人会~』は、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、中止とさせていただきます。大変申し訳ありません。

 8月は神田春陽先生と金原亭馬治師匠の二人会です。

春陽 金原亭馬治

 「髪結新三」は河竹黙阿弥作の歌舞伎演目。悪巧みをする新三と、その上をいく因業大家のやり取りが痛快です。「船徳」は船頭になった若旦那が客を巻き込んでの大騒動を巻き起こす、爆笑の一席です。夏の噺をたっぷりとお楽しみください。

 ■第115回 東京大神宮十七日寄席 ~第10回 春陽・馬治二人会~
  令和2年8月17日(月) 開場:午後6時30分 開演:午後7時
  予約2,000円 当日2,300円

 ■神田春陽プロフィール
 平成12年10月 神田すみれに入門、「春陽」
 平成18年4月 二ツ目昇進
 平成26年10月 真打昇進 

 ■金原亭馬治プロフィール
 平成12年4月 11代金原亭馬生に入門
    同年7月 「駒丸」で前座
 平成15年11月「馬治」で二ツ目
 平成27年3月 同名で真打昇進

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  1. 2020/06/04(木) 12:57:12|
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