9月の十七日寄席は桂やまと師匠の独演会をお送りしました。4月の時点で、7月~12月の会の演目(初演練り直し)を決めていたやまと師匠。着々と自分のものにする意欲を感じますね!そんな師匠の今回のネタおろしを楽しみに、大勢のお客様がお集まり下さいました。
一席目は「目黒のさんま」。師匠曰く「習ったものからだいぶ離れてきた」そうです。途中に出てきた「さんまの美味しい焼き方講座」も師匠のオリジナルなのかもしれませんね。

二席目は「夢の酒」。昨年、「十八番にしたい三席」に選んでいました。ちなみに、やまと師匠が「夢で逢えたら」と思う人は志ん朝師匠なんですね。

お仲入り後は本日のネタおろし「化け物つかい」。常に「人物を浮き彫りにする」ことに取り組んでいる師匠、人使いの荒いご隠居の個性がしっかりと伝わってきました。

こちらがやまと師匠直筆の根多帳です。

そして最後に、お客様の声をご紹介します。
アンケートにご協力下さったみなさま、ありがとうございました。
●本日も楽しい時間をありがとうございました。桂やまとさんの会は2回目でしたが、すべてをググッと持って行かれる世界観に時間を忘れました。超有名な目黒のさんま、本当におもしろかったです。化け物つかいもあっという間!またの機会をぜひ!よろしくお願いします。(さわたんたん様)
<可愛いさんまのイラストを添えて下さり、ありがとうございました。さんまが食べたくなりましたよね。濃い時間を堪能されたようで何よりです。またお待ちしております!>
●久し振りに大笑いしました。楽しかったです。やまとさんを支えている奥様がすごいと思いました。素敵な奥様ですね。またお逢い出来るのを楽しみにしています。(小島様)
<小林様のコメント、やまと師匠の奥様にも伝わっていると思いますよ!奥様は本当に素晴らしいです。楽屋でも師匠を支えていました。また、大笑いしにお越し下さいませ。>
●やまとさんの語り口調が大好きで、独演会で拝聴することが夢でした。都合で少し間に合わず残念です。また機会がありましたら必ず伺います。途中からですが楽しかったです。(氷室様)
<熱い想いを胸にお運び下さったんですね。お忙しいところ、ありがとうございます。残念なお気持ち、解ります。一言一句、聴きたいですよね。やまと師匠の会は年2回開催しています。ぜひまたお越し下さいませ。>
●本日2回目です。前回は風の強い春先に参りましたが、もう秋なんだなぁと、一席目のお噺でしみじみ思いました。この後は、友人と洋食で食事の予定でしたが、さんまを食べずには帰れない心境です。化け物つかい、あっという間に思うほど、すごく好きなお噺でした。(浅田様)
<落語で季節を感じるって、いいですよね!それが食べ物だと、食べずにはいられなくなりますが...。洋食をやめて、さんまを召し上がったのでしょうか?化け物つかいはテンポも良くて、面白かったですね。すごく好きとおっしゃるのも頷けます。>
●初めて聴いた女性役、とっても色気があって良かったです。ちょいと志ん朝さんのフレーズに似ています。これからも楽しみにしています!お話を聞く度にうまくなっておりますね!これからも頑張って下さい。よろしく!!(人見様)
<やまと師匠演ずるお花、拗ねるところもキュートでしたね。冷静に考えれば厄介なお花ですが、あの焼きもちも可愛く思えます。志ん朝師匠は、やまと師匠が夢で逢いたいと思っているだけに、似てくるのでしょうか。またお待ちしています。>
●初めての寄席に参加しました。お噺がずっと繋がっていく、その話術に驚きました。とても楽しませて頂きました。(匿名様)
<初めての落語に当寄席を選んでいただき、ありがとうございます。とても嬉しく思います。そうなんですよね、マクラで語っていた笑い話が本題の落語に繋がっていたりするんですよね。そんな時、噺家さんの頭の良さを感じます。これからも、どんどん生の落語をお楽しみいただけたら幸いです。>
- 2016/10/15(土) 09:56:10|
- 十七日寄席記録
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