落語大好き!十七日寄席スタッフの関です。
7月も落語会とキャンドルナイトを無事にお届けすることが出来ました。
毎月、開催出来て当然のように思ってしまいがちですが、局地的な豪雨による被害に遭われた地域のことを考えると、心の在り方も変わりますね。感謝の気持ちを忘れずに...レポートをお届けします。
7月は、桂やまと師匠の独演会でした。これまで、桂才紫さんとして十七日寄席で年2回、独演会を開催していた噺家さんです。今年の3月、真打に昇進!桂やまとの名前を襲名して初めての独演会を当寄席で開催できたことを、スタッフ一同嬉しく思っています。
名前が変わって早4ヶ月、既に「やまと」の名前が体の隅々まで浸透しているそうです。多くの方に親しまれているからでしょうね。
1席目は「豆屋」でした。まくらでは様々な売り声を紹介。売り声ごとに異なる口調や表情を見ているだけでも楽しめました。

続く2席目は「藪入り」。住み込みで奉公する子供が一日だけ親元に帰ることが許される日のお話です。再会を待ち遠しく思う親心や、我が子の成長に感涙する姿に、客席も自然と感情移入...。目頭が熱くなっているお客様もいらっしゃったようです。

3席目は初演の「試し酒」。師匠のツイッタ―によると、稽古は時には荒川の土手で、時には家でハイボールを飲みながら...。いったい何升飲んだのでしょうか!?稽古の様子を覗き見してみたいですね。帰りに一軒寄りたくなった方も多かったのではないでしょうか。

以上3席、やまと師匠完全一人の会でした。
こちらが当日のネタ帳です。やまと師匠直筆!

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アンケートからお客様の声を紹介します。アンケートにご協力下さった皆様、ありがとうございます!
●声もよく通って言葉がハッキリしていて、聴きやすいです!いい声ですね☆お酒、本当にたくさん飲まれているようでした。とても面白かったです。(peko様)
<やまと師匠の声、私も好きです!お酒を飲んだ後の、キュッみたいなあの音がいいですよね。>
●奉公の子供を待ちわびる様子など、ついつい重なるところが多くて、びーびー泣いてしまいました。大笑いするつもりが大泣きしてしまった。なんてこった!という訳で、これから呑みに行きます。(黒澤様)
<黒澤様も涙したお一人ですね!。呑んだ席では落語談義で盛り上がったのではないでしょうか。>
●とてもお酒が飲みたくなりました!(黒澤様)
<そういう時、お酒を飲める定席はいいですよねー。>
●初めての寄席でしたが、気軽に楽しむことができました。楽しかったです。迫力のある落語に引き込まれました。(匿名様)
<気軽に楽しんでいただけて何よりです!初めてで、知識がなくても楽しめるのが落語の魅力の一つですよね。>
●しっかりとしたお話で大変楽しめました。今後も来させて頂くつもりです。おいしかったです。お酒のみに行きます。題がはっきり判ればリクエストもします。お題を掲げて下さい。(佐々木様)
<気に入った噺は演目も知りたくなりますよね。終演前、演目を記載した紙を出口に貼るようにしていたのですが、今回は忘れていたようで申し訳ございません。「豆屋」「藪入り」「試し酒」です。>
●熱演でした。特に藪入りが良かった。親子の情愛が良く出ていた。口調が良く、飽きさせないところは日頃の稽古の成果と思う。応援続けます。(yuasuko様)
<一瞬にして親になり、子供にもなる。その切り替えが素晴らしかったと思います。>
●お相撲の楽しい出囃子に少しずつ慣れてきました。寄席とは違って、やっぱり落語会(独演会)は良いですね。たっぷり楽しく聴かせて頂けますから。(寄席の良さもありますが。)(山内様)
<これまでの出囃子(炭坑節)は盆踊りなどで子供の頃から親しんできましたよね。千両幟は相撲の活気を感じます。独演会はフルコースを堪能したような満足感がありますよね!>
●藪入り:亀ちゃんが子供らしく可愛くてとても良かったです。試し酒:旦那方と久三さんの、ゆったりとしたやりとりが良かった。(島﨑様)
<良さを具体的に語れることが素晴らしいです!落語愛聴歴が長そうですね。>
●久し振りに試し酒を聴きました。小さん師匠の話芸とは違う味ですが、なかなか聴き応えがありました。(松沢様)
<初演の「味」が今後どんな味になるのか?楽しみですよね。>
●とても楽しく聞かせていただきました。有難うございました。(及川様)
<楽しむのにも能力が要りますからね!想像力の豊かなお客様とお察しいたします。>
- 2014/08/09(土) 10:03:48|
- 十七日寄席記録
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