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東京大神宮十七日寄席

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【第四十回】陽昇さんの落語漫才。

落語大好き!十七日寄席スタッフの関です。5月のレポートをお届けする前に...

今月、東京大神宮では嬉しいことがありました。
3年前の2月に十七日寄席が始まり、その後に東京大神宮のフェイスブックが開設されたのですが、ついに「5000いいね!」を達成しました!十七日寄席も、心の「いいね!」をいただけるように盛り上げていきますので、よろしくお願いいたします。

そんな気持ちを実現してくれるかのように、今月の寄席は大盛況でした。出演は漫才の宮田陽・昇さん。昨年、漫才協会の真打に昇進したお二人が久しぶりに落語を題材にした漫才に挑戦しました。当日の番組はこちらです。

40_01ネタ帳

最初の挨拶から笑わせるお二人。開演前から陽昇さんへの期待に溢れていた客席は大爆笑です!毎回オシャレなスーツをお召しになっているのですが、今回の昇さんのスーツは特にオシャレでした。写真ではわかりませんが、地模様に碇のマークが入っているんですよ。初夏にピッタリですね。

40_02陽昇

陽昇さんに紹介されて登場した、左利きのお二人。右が宮田小介さんで左がダッシュ三浦さん。小介さんは陽昇さんの弟弟子だそうです。「左利き」という芸名も昇さんの提案だとか。二人そろって左利き!?と思いきや、ダッシュ三浦さんは右利きみたいです。

40_03左利き

そして陽昇さん。ご当地ネタから始まり、消費税やワールドカップなど時事ネタも盛りだくさん!何度見ても飽きない、手で位置を示す地図はワールドカップにちなんでブラジルへ。これぞ漫才!という陽昇さんの話芸を堪能できた一席でした。

40_04陽昇

仲入りを挟んでゲストのぴろきさんが登場。現れただけで笑いが起きる、そんなオーラを感じました。「明るく陽気にいきましょう」の部分を手拍子で盛り上げるのですが、これが意外と難しい!それでもだんだん客席の手拍子が揃ってきて、一体感が出てきました。

40_05ぴろき

トリは陽昇さんの落語漫才。落語を題材にする漫才は今回で5回目です。選ばれたネタは「子は鎹(かすがい)」。再会する母子と父を、昇さんファミリーに置き換えて再現するという試みです。置き換えるのはストーリーだけで、父は大工ではなく、漫才師のままで再現するから面白い!元の落語を知らなくても十分に楽しめる内容でした。独演会だからこそ出来る、たっぷりの一席。すっかり魅了されました。

40_06陽昇

お客様からいただいたご感想の紹介は後日改めてアップいたします。アンケートにご協力下さった皆様、ありがとうございました。

7/9追記

●陽昇さん、見るたびに腕が上がってますネ。笑い声の多さが物語ってます。落語漫才、新鮮で素敵です。楽しい。応援してます!!(小池様)
<落語漫才、新しいですよね。コンパクトにして寄席でも演ってもらいたいです。>

●やっぱり陽昇さんはおもしろい!ぴろきさん、大好き!!(曽根様)
<陽昇さんは期待を裏切らないですね。私もすっかりぴろきさんのファンです。>

●面白すぎます。いつもいつも!(田島様)
<陽昇さんの才能は無限大ですよね。これからもこれからも!>

●その他、メトロガイドをご覧になってお越し下さったダークナイト様もありがとうございます!
  1. 2014/05/28(水) 09:36:36|
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【第三十九回】吉幸さん、大ネタに挑む。

落語大好き!十七日寄席スタッフの関です。
4月の会のレポートが5月になってしまいました。お待たせをして申し訳ございません。

寄席の当日、東京大神宮にはたくさんの提灯が並んでいました。この日は東京大神宮の前身「日比谷大神宮」が創建された記念の例祭のためでした。写真は東京大神宮のFacebookから拝借。夜にはオレンジ色の光が灯り、なんだか懐かしい気持ちになりました。

39_01大神宮例祭

4月は立川吉幸さんの独演会でした。お客様の約9割が男性!男性ファンの多い噺家さんてカッコイイですよね。そして、予約はせずに当日フラッとお越しになるお客様がいつもより多かった気がします。「その日の予定はその日に決める!」という感じが、江戸っ子っぽくて好きです。

1席目の「幇間腹」は、導入部分が私の知っている入り方ではなかったので興味津々でした。「あら、この噺なんだろう?ひょっとしてアレかな?」って。
 ちなみに、幇間の「幇」は助けるという意味で、「間」は人と人の間、人間関係をあらわす意味だそうです。宴会の席で接待する側とされる側の間、客同士や客と芸者の間、雰囲気が途切れた時楽しく盛り上げるために繋いでいく遊びの助っ人役だそうです。これって"縁結び"を助けてくれるんですねー。東京大神宮にピッタリ!

続く2席目は「ろくろ首」。朝「お嫁さんが欲しい」と言った夜には、お嫁さんと一緒に寝ている与太郎。この噺に限らず、落語の世界では今の時代でいう"電撃結婚"が普通にありますよね。「超」がつくほどの電撃。この潔さ、いいですねー。

39_02吉幸

お仲入りのあとは「らくだ」。ぜん馬師匠に稽古をつけていただいたそうです。らくだの兄貴分という半次が屑屋を脅す場面や、屑屋が酔って豹変していく場面など、「吉幸さんの本性かしら?」と疑ってしまうほど迫力がありました。すごい!
サゲまで演るのは今回が初めてだそうで、最後はお客様から「おぉー!」っという声が。あの日のあの瞬間でしか味わえない最高の"氣"でした。

39_03吉幸

こちらが当日のネタ帳です。吉幸さん直筆!

39_04ネタ帳

アンケートでは、お客様からこんな声をいただきました。

●面白かった。機会があれば、また参加したい。(田中様)
<機会をつくって来ていただけたら幸いです。落語ではありませんが、5月出演の漫才の陽昇さんも、ものすごく面白いですよ!>

●1年ぶりですが、満足させていただきました。「らくだ」最高の出来です。(餃子ブルエン様)
<前回もお越し下さり、ありがとうございます。サゲまで演るのは初めてとは思えないほど、完成されてましたよね。早くから大ネタに取り組んできた吉幸さんだからこそ!でしょうね。>
  1. 2014/05/04(日) 09:30:19|
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